地盤・粗度設定
標高
基盤地図情報 数値標高モデルを読み込み、地盤高を設定します。任意標高データの読み込みやメッシュごとに標高を編集することも可能です。
地目
国土数値情報 土地利用細分メッシュデータを読み込み、地目を設定します。各地目に対する粗度係数の値は任意に変更することが可能です。
建物占有率
建物データを読み込み、建物占有率を設定します。メッシュごとの建物データの面積の割合を算出し、合成等価粗度係数の算出に用います。
道路比率
道路データ(ポリゴンデータ)を読み込み、道路比率を設定します。
道路比率は透水性舗装の面積比率として使用します。
構造物や排水系統をモデル化
降雨の設定
複数の観測雨量に対応
解析領域内の任意の地区ごとに別々の降雨波形が設定可能です。
局所豪雨に対応
解析範囲内のメッシュごとに、降雨の有無や降雨強度の設定が可能です。
局所豪雨のような、解析地域の一部にしか雨が降らないケースにも対応可能です。
ティーセン分割の自動化機能
雨量観測地点を基にしたティーセン分割の自動化機能を実装しました。
また、3次メッシュ(第3次地域区画)に基づく降雨エリアの自動分割機能を使用することも可能です。
浸透施設の設定
貯留施設・浸透施設を設置することができます。
浸透施設としては、雨水浸透施設技術指[増補改訂 雨水浸透施設技術指針(案)調査・計画編(公社)雨水貯留浸透技術協会]に準拠し、「透水性舗装」「浸透側溝」「浸透トレンチ」「浸透桝(円筒ます)」及び「貯留施設(大型貯留槽)」の比浸透量を考慮することができます。
01 透水性舗装(浸透池)
02 浸透側溝(透水側溝)
03 大型貯留槽(底面)
04 浸透トレンチ
05 円筒ます(底面)
(引用元:増補改訂 雨水浸透施設技術指針[案]調査・計画編 H7.9.30)
河川・海岸堤防からの越流による外水流入機能
入力した外水位と地盤高・堤防高から越流量を算定します。
入力地点間の外水位は線形補間により内挿します。
解析結果の表示
浸水深
メッシュ毎の浸水深を表示します。
最大浸水深と時間別浸水深を表示することができます。
流速
メッシュ毎の流速を表示します。
最大流速と時間別流速を表示することができます。
歩行困難度
各メッシュの浸水深と流速から歩行困難度を三段階に分けて表示します。最大歩行困難度と時間別歩行困難度を表示することができます。
洪水到達時間
解析開始から浸水深が基準値(変更可能)に達するまでに要する時間を表示します。
浸水時間
基準となる浸水深(変更可能)を上回った時間を表示します。
家屋倒壊
解析結果から家屋が倒壊する危険性がある箇所を表示します。
解析結果のデータ出力
解析結果を シェープファイル・CAD形式・画像・動画で出力することができます。
シェープファイル | .shp | |||
CAD形式 | .sfc | .p21 | ||
画像 | .bmp | .png | .jpg | .gif |
動画 | .avi |
内水・外水氾濫解析ソフトAFREL-SR
豪雨時や河川氾濫時の浸水リスク計算を行うための氾濫解析シミュレーションソフトです。